2016年5月16日月曜日

熊本地震による深刻な被害

熊本/大分などで引き続く地震の影響が大きい。九州各地の観光産業は深刻な打撃を受けた。4月29日からの大型連休では、ホテルや旅館のキャンセルが相次ぎ、「宿泊キャンセルは阿蘇、熊本を入れなくても70万件以上あり、震災発生後の20日間で140億円くらい(の減収)だ」(九州観光推進機構石原進会長、JR九州相談役)という。農林水産業の被害額だけでも1300億 円を超えたそうだ。外国人旅行者の姿が九州各地から激減した。日本のインバウンド(訪日外国人)政策を引っ張ってきた九州の観光業界であるが、韓国や中国からの来日客の多くは、熊本・阿蘇を周遊する旅行タイプであるだけに、その打撃は後を引きそうだ。

早々の恢復を祈る。