筆者自身が若者ではないので、流行を追うことは出来ない。したがって、40歳以上の日本人を対象に組み立ててみよう。
*利用便:JR九州ビートル
福岡市天神経由のバス便で、190円。朝、福岡港国際ターミナルビートル専用埠頭でJR九州ビートル社員の方々の見送りを受けて、いざ出発。ビートルが波止場を離れ、釜山へ向けてエンジンを全開にして出航して、寒風吹きすさぶ中とか、炎天下でも舟影が見えなくなるまで見送って頂けるのは、いかにサービスと言え、感謝に堪えない。
想像するに、乗船客の「旅の安全」を祈ると共に、「幸せのフォローアップ」でもあろう。
カメリアもコビーも共に福岡国際ターミナルから釜山港に向けていく定期船舶であるだけに、「選んで頂いた」感謝の意を込めたJR九州ビートル社員の至上の謝意の表明だろう。ましてやLCCも福岡ー釜山間に就航しており、往復料金にしても高速船とLCCとの間に大きな差はなくなりつつある。今や、弾劾訴追で大統領不在の韓国政治の混乱と、ぎすぎすする日韓政治の軋轢、慰安婦像問題などの未解決などを期に、ますます日本人の韓国への関心が薄くなっている。薄くなるばかりではなく、韓国へ足を向ける日本人観光客は微減しながら、すでに4年から5年経過したために、福岡ー釜山間の観光客の割合は、あるDataによると、日本人1--韓国人9の割合の定期船もあるという。つまり日本人が釜山に足を向けないのである。
しかしながら、25周年を迎えたビートルは毎日、毎日、エンジン音を高く鳴らして、そして安全第一に、快適な船旅を提供しようと釜山へ向かう。船尾にあるエンジン音も、船中ではほとんど気にならず、むしろ無料Wiwiであれこれとインターネットを楽しもう。
約3時間の船旅。