2023年5月7日日曜日

釜山府立病院 松浦秀明病院長

松浦秀明先生


私は西条中学 (愛媛県)二年の時、父が病気になり、約 一週間位で亡くなりました。病気は
熱黄疸。今考えるとウイルス病だったと思います。死ぬる数日前に自分で死を感じたのでしょ
うか、 「お前、中学を出て、何とか上の学校に行 って、出来れば立派な医者にな ってくれ」と
云ったと覚えております。
残りの中学三年間は西条の開業医の家に、今で云う家庭教師の様な型で先生の御宅に住み込 んで三年間を過ごし、卒業して鹿児島七高に入学、九大医学部に進みました。大正九年、卒業
と同時に九大医学部第 一内科教室に入局。昭和六年に釜山府立病院の院長で赴任し、終戦の年
の昭和二十年十 一月迄約十五年を過ごしました。




 

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