2023年7月5日水曜日

日韓両国民の国民性(張実圭氏の指摘)

 

2011.2.9 民団新聞に掲載された、張実圭氏が投稿した「福岡-釜山経済協力事務所所長:未来志向で「共同体」着実に」の記事は、今でも注目に当たる。日韓両国民の国民性を的確に指摘しており、今後の指針となるからだ。

忍耐と説得を心がけながら

 双方のスタイルを私なりに要約してみると、韓国(釜山)は、仕事を迅速に処理し状況変化に巧みに対応するなど、判断が果敢で速い。効率性を重視し、最善の成果を目標として、積極的で先導的である。また、仕事の中で自身の存在を確認しようとする性向が強い。

 日本(福岡)は、仕事を正確に処理するための準備が徹底しており、計画をめったに変更しない安定感がある。民主性を重視し、業務に対する責任感が強く小さな事にも慎重である。そして、職員個々人の能力を認め、意思を尊重する。

 双方は、このような性向を認め合わなくてはならない。理解できない時は仕事が難しくなり、個人的にもきつくなる場合が生じる。忍耐と説得が必要であり、主・客観的な判断が求められる場合も多い。」

 

過去30年以上、日韓間の各種交流事業に参与してきた経験からして、韓国側の「ケンチャナヨ主義」に戸惑ってきた私には、まさに張実圭氏の言は今後ともに肝に銘じておくべきだろう。

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